皆さん、こんにちは。
パートをしながら、毎日一家4人のおさんどん(台所仕事)に励んでいる大峰珠江です。
この間、娘の小学校の集まりでママ友に会ったところ、「フライパンって安全性は大丈夫なの?」と聞かれました。え?何それ?わからない。そんなの初めて聞いたんだけど!
どうやら、そのママ友はテレビからチラッと聞こえたのだけど、よくわからないのでフライパン販売サイト運営会社で働く私に聞いてみたとのこと……。
フライパンといっても、素材や加工など特徴もさまざま。一体ママ友の話は何を指しているのだろう?そのときはうまく答えられなかったのですが、わからないのも恥ずかしいので、フライパンの安全性について調べてみました。
次に聞かれたときは、「わからない」なんて言いたくない……(汗)。
そこで今回は、「フライパンの素材で見比べるとわからないけど、これって安全性は大丈夫?より安全性の高いフライパンとは?」と題して、さまざまな素材のフライパンの安全性についてお伝えします。
わからない事は調べてみよう!フライパンの安全性は素材によるもの?
「フライパンの安全性といわれても、イマイチよくわからない」というのが私の本音ですが、実際のところ、どのような素材のフライパンで指摘されているのでしょうか。
私が調べたところによると、それはフッ素樹脂でコーティング加工されたフライパンです。
もちろん、フッ素樹脂に大理石の粉を混ぜたマーブルコート、人工ダイヤモンドの粒子を混ぜたダイヤモンドコートも同様。
フッ素樹脂加工は、「焦げ付きにくい」「洗いやすい」「特別なお手入れが不要」「安価」と、私たちが毎日気軽に使いやすいフライパンです。今やどの家庭にもあり、日常のちょっとした料理を作るときに大活躍していることでしょう。
しかし、どうやらフッ素樹脂でコーティング加工をするときに使うPFOA(ペルフルオロオクタン酸)、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)という素材に有害性があるそうなんです。
フッ素樹脂のコーティングは金属製のフライ返しなどで傷つけてしまうと、簡単に剥がれてしまいます。その剥がれたフッ素樹脂は料理に混ざって私たちの体内へ入り込みます。
また、剥がれた箇所からコーティングのした、フライパンの素材であるアルミニウムが溶け出すことも。アルミニウムが体内に入っても、私たちの体への吸収率は低いですが、体外へ排出されにくく、蓄積すると腎臓や泌尿器系への影響が出る可能性があるそうです。
また、フッ素樹脂加工のフライパンを高温で熱し、240℃以上になると有毒ガスが発生するといわれています。この有毒ガスを吸い込むと、体調を崩してしまったり、小鳥などの小動物が死んでしまったりするような事例もあったそうです。
もう「わからない」とは言わせない!現在のフライパン事情
ここまで聞くと、私たちが普段使いしているフッ素樹脂加工のフライパンは安全なのか、わからないと思ってしまいますよね。ただ、フッ素樹脂が剥がれて体内に入っても、体内で化学変化を起こすことはなく、大半は体外に排出されるといわれています。
また、現在では、フッ素樹脂加工の際に使用していたPFOAは、業界団体の自主規制により、ほぼ100%排除されています。同じく、PFOSも使用が規制されています。現行で販売されているものは、ほぼ大丈夫だと考えていいでしょう。
最近では、「PFOA/PFOSフリー」と記載されているフライパンも見かけるので、心配な方は表示を確認してから購入することをおすすめします。
……ただし、高温加熱で有毒ガスが発生する可能性は高いみたい。元々、フッ素樹脂加工のフライパンは中火以下での調理が推奨されていますが、安全性のためにも、強火調理や空焚きは避けるようにしましょう。火力にもよりますが、空焚きすると、約2分半で240℃に到達するといわれています。
アルミ素材のフライパンの安全性は??
フライパンの素材でよく使われている「アルミ製」も安全性がわからないと言われていることをご存じでしょうか。
1996年に、某新聞社が「アルミ素材のフライパンはアルツハイマー病と関連する」と取り沙汰され「有害である」とイメージづけられてしまい、フライパン売り場にも混乱が生まれました。
私もフライパンのお店で働いていて「アルミ素材のフライパンは使いたくない」とお客様に言われたことが何度かあります。
では本当に、アルミ素材のフライパンはアルツハイマー病と関連するのでしょうか。その安全性はどうなのでしょうか。
実際に調べてみました。
結論から話してしまうと 「アルツハイマー病に対してアルミニウムが原因となるような関わりがあるとする証拠はない。 アルミニウムは、生体内で人をはじめとするいかなる種においてもアルツハイマー病を引き起こすことはない。」とWHO(国連世界保健機構)が発表しています。
ではなぜ、アルミ素材のフライパンは危険だと言われるようになってしまったのでしょうか。
それは、アルミの素材が溶け出し、体の中に蓄積されていく。っという研究結果が実際にあるからなんだそうな。
それを聞いてしまうと「アルミ素材のフライパン、本当に安全なの??」と疑ってしまいますよね・・・
しかしご安心ください。現在の研究では、アルミは体内に蓄積されることなく、体の外に排出される。と言われています。
それに、素材が溶け出し、体内に蓄積されるのは何もアルミ素材だけではありません。
そのため、アルミ素材のフライパンも安全に使えることが現在では証明されているので安心して使えそうですね。
こちらの記事でもアルミ素材のフライパンがアルツハイマー病に関連するのかをまとめてあるので、よかったら読んでみてくださいね😊
健康やアルミ鍋の安全性が気になる人必見!アルミの鍋やフライパンはアルツハイマーの原因になるのか?
大丈夫といわれても、わからないことって心配になりますよね(汗)。
安全性の高いフライパンの素材はこの3つ!
フッ素樹脂でコーティング加工されたフライパンは、「使いやすい反面、安全面で心配な点があった」とお伝えしました。では、ここからは安全性の高い素材の3つのフライパンをご紹介していきます!
ⅰ.【わからない自分にさようなら!安全な素材のフライパン①】鉄製
まずは、鉄製のフライパン。簡単にいうと、コーティングされてなく、素材そのままが調理面ということになります。
実際、鉄製のフライパンも高温加熱すると、鉄分が料理に溶け出します。ですが、この鉄分は体内への吸収率が高く、体によいとのこと。調理をするだけで、不足しがちな栄養素が補給できるのはうれしいですね!
鉄製のフライパンは、シーズニングと呼ばれる最初の慣らし工程と、毎回の使用後のお手入れが必要になりますが、きちんとお手入れすれば一生ものといわれています。
・鉄素材は、お手入れは大変だけど、安全性はピカイチ
・道具を育てる楽しみが味わえるのも鉄素材のフライパンの魅力!
ⅱ.【わからない自分にさようなら!安全な素材のフライパン②】ステンレス製
ステンレス製も、素材そのままが調理面となっているフライパンです。コーティングが剥がれる心配もなく、さらには加熱しても有毒ガスが発生しないことから、まさに安全なフライパンといえます。
一方で、食材がくっついたり、焦げついたりするという意見も聞きますが、これはほとんどが、間違った使い方をしている場合。
ステンレス製のフライパンは、十分加熱して油をしっかり馴染ませれば、焦げ付きにくくなります。お手入れも熱が残っているうちに洗えば、洗剤いらずで比較的簡単です♪
ステンレス製は、重量があること、そして温まるのに時間がかかることから玄人向けのイメージがありますが、丈夫で保温性があり、長く使える素材です。
使い方もお手入れも、わからないポイントを解消して、上手に活用しましょう♪
・ステンレスを素材としたフライパンはコーティングなし!加熱しても有毒ガスが出ない安全な素材
・ステンレス製フライパンは十分に熱して油を入れてから使用すること!それさえ守れば丈夫でお手入れも簡単♪
ⅲ.【わからない自分にさようなら!安全な素材のフライパン③】セラミック加工
最後は、セラミック加工のフライパンです。
セラミック素材はフッ素樹脂よりも圧倒的に硬いのが特徴。そして、加熱しても有毒ガスが発生しないので、安全性が高いんです。変形に強く、劣化しにくいので、長持ちするのもうれしいですね♪
ただし、セラミック加工にも弱点はあります。
ひとつは、強火での調理は避けた方がよいこと。熱が通るスピードが早く、急激な温度変化はコーティング自体が劣化し、食材が焦げ付くようになってしまいます。また、調理する際に必ず少量の油をひく必要があります。
そして、セラミック素材は硬い分、ぶつけたり落としたりすると割れてしまうことがあります。普通の生活の中でぞんざいに扱うことはないと思いますが、衝撃には気を付けましょう。
・加熱しても有毒ガスが発生しない!安全な素材とされているセラミック加工
・セラミック加工のフライパンを使用する際は、強火を避けて油を必ずひくこと。衝撃にも気を付けて!
もうわからないがない!当店がおすすめする安心安全のフライパンは「王様フライパンPENTA」
さて、ここまで素材別にフライパンの安全性についてお話ししてきましたが、ここでおしゃれ且つ安全性にも優れた当店自慢のフライパンを紹介させてください!
それがこちら・・・【王様フライパンPENTA】
有名老舗フライパン会社MEYERで長く修業を積んだフライパン博士でもある梅原氏が考案したフライパンなので、そのこだわりはすごい!
先に記述したようなPFOA/PFOSフリーなので、有毒ガスが発生する心配もありません。
ここで驚かれるかもしれませんが、王様フライパンPENTAはアルミとステンレスの合板をプレスして、より強力な硬さを作り出しています。
こうお話ししてしまうと「さっきアルミは安全って読んだけど・・・やっぱり心配・・・」と思われるかもしれませんがどうぞご安心ください。
アルミニウムの融点は660℃とかなり高温。ガスバーナーを長時間直接当て続けないと一般家庭ではそんな温度出ません😅(ガスバーナーは最高1200℃出るのだとか・・・!)
なのでそう簡単に溶けだすことはありませんし、万が一アルミ素材が口に入っても身体に蓄積されることなく外に排出されるので心配はありません。
何より、アルミ素材を使用したことによりかなり高い熱伝導性を実現!
また、外側をステンレスにしたことによって蓄熱性もかなりup!!
そこに当店独自の【サファイアコーティング】を施したことにより、より強化されたフライパンに!!
サファイアコーティングって何それ?って思いますよね。
詳しくは、下記のボタンから王様フライパンPENTAについてご覧ください♪
王様フライパンPENTAの詳しい商品ページはこちら
取っ手が取れるPENTAの秘密に迫る!
さて、「フライパンの素材で見比べるとわからないけど、これって安全性は大丈夫?より安全性の高いフライパンとは?」はいかがでしたか?
毎日使用しているフライパンの安全性がわからないって本当に怖いですよね。私も今回、わからないことが解消できたので、次にフライパンを選ぶときには素材から考えてみようと思います。
皆さんも、ぜひ参考にしていただけるとうれしいです。
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